南部編コラム13話 南部長経と秋田安東の戦い

  • 2013.07.13 Saturday
  • 20:20
 三戸南部家の家紋には、割菱のほかに向い鶴紋(むかいづるもん)があります。これは輪の中に、向いあう二羽の鶴、そしてその胸には、九つの星があしらわれている家紋です。ブログにも書いた、光経が見た夢のお告げを図式化したものです。
 夢のお告げの話を聞いた守行がいたく感銘し、それを家紋にすることになったようです。ちなみに三戸南部の分家である根城南部では、分家という立場上、向い鶴紋の外の輪を除いた家紋を使用することにしたそうです。
 ただし、別の史料では、南部家の先祖・光行公が、頼朝将軍の御前で二羽の鶴を射落としたのが始まりであるという説もあるそうです。
 南部側の史料から読み取れるストーリーは、このように大変面白みがあるのですが、リアリティがあるかと問われれば、首を傾げざるを得ません。
 
アラン・スミシー
参考文献
みちのく南部八百年 天の巻
八戸根城と南部家文書