南部編コラム17話 田子神楽

  • 2013.07.20 Saturday
  • 16:58

田子神楽(たっこかぐら)は青森県無形民俗文化財にも指定されている、約400年前から伝わる山伏神楽です。
神楽とは、日本の神道の神事において神に奉納するため演奏される歌と舞です。
岩手・秋田・山形県にも同類型の神楽はありますが、それらの神楽にくらべて、囃子(はやし)のテンポも早く、舞の型の複雑な種類の神楽を代表するものといえます。
南部氏とも深い繋がりのある神楽で、三戸城主となった利直は三戸の山伏大蔵院と共に、田子の山伏大法院に神楽を舞わせ、盛岡城に移ってからも正月16日には田子神楽を招いて春祈祷(はるきとう)をさせ、御用神楽としたのが始まりとされています。一時は衰えをみせ、廃藩置県後は同族の池田文左エ門が神楽の振興に特に尽力し、岩手から獅子舞を移し、その弟子由蔵が伝えたのが今の田子神楽といわれています。現在の神楽保存会の技芸部はその育成した人々から教えを受けた人たちです。
現在、大法院の子孫・斉藤家の絶えた後、田子町鎮守八坂神社の境内に権現様を建てて奉安し、神楽に使う諸道具は宝庫に納められ、神社総代の管理下にあって、歌・舞ともに保存会の人たちに継承し、昭和36年1月14日青森県技芸指定(無形民俗文化財)、昭和46年度には文化庁から無形民俗文化在記録作成指定をうけました。
サト
出典:田子町史 下巻
青森県ホームページ
田子ガーリックセンターホームページ