コラム第6話 南部氏家紋

  • 2013.06.06 Thursday
  • 10:46

 南部氏元来の家紋は、菱を4つ並べた「武田菱(たけだびし)」と呼ばれ、南部氏が甲斐源氏の一族であることを示しています。武田菱は、南部氏初代の南部光行の父、加賀美遠光の代から使用されているそうです。永承6年(1051年)、前九年の役の際、遠光の高祖父、源頼義が住吉神社に祈願し、神託により頂いた楯無鎧(山梨県甲州市に現存)にあった割菱文様に由来しているそうです。
 室町時代の応永18年(1411年)、南部守行は根城南部光経とともに秋田の安東鹿季と戦います。その陣中に二羽の鶴が飛来し、それを瑞祥として兵を進めたところ、勝利をおさめることができたそうです。戦後、これを記念して家紋を「二羽鶴」に改めたそうです。 二羽の鶴が向かい合った「向鶴(むかいづる)」は「双鶴紋(そうかくもん)」とも呼ばれ、おめでたいことの前兆から生まれたと伝えられています。

参考文献:物語 南部の歴史 中世編                        
                                                      (芳賀)