南部編コラム6話 櫛引八幡宮 〜南部と八幡馬〜

  • 2013.07.06 Saturday
  • 13:40
 秋の例大祭には、お宮の前で木彫りの郷土玩具「八幡馬」がおみやげとして売られているとブログで紹介しましたが、八幡馬は、青森県八戸市を中心とする南部地方に、古くからある郷土玩具のひとつです。約700~750年位前、京都方面から八戸の天狗沢というところに旅から流れて落ちつき、ここで木工や塗り物業を営んでいた一人の木工師が、余暇を見て造った木彫りの馬が今日の八幡馬の元祖といわれています。南部の居城が根城にあった頃から、三戸郡舘村八幡(やわた)の櫛引八幡宮境内では、年に一度の祭例(旧八月十五日)に武士達の弓術の奉納がありったそうです。  八幡馬は、赤松の木を削り、ニカワでとかした鍋ススを塗り、本物の馬の毛を植え、千代紙で飾り、あぶみ手綱や鈴をあらわす点星を描いた素朴なものでした。現在「八幡馬」という会社で作られているものはオノとノミで形取り、様々な模様が付いた紙を貼り、鈴を意味する点星、あぶみ、手綱が 描がれている古くからある八幡馬を元に、八戸の名物を馬体に表現した当社の八幡馬は、 伝統を残しつつオリジナリティーあふれる工芸品となっています。一鉋一鑿(いっぽういっさく)の木彫り馬を元祖とする八幡馬は、今日では製作者の技術や意図により、デザイン・塗装・模様に改良を加えられ、結婚、新築、卒業、出産、落成などのお祝、記念品として広く使われています。  また「八幡馬の唄」といううたが存在しており、八戸市だけではなく近隣の市町村でも、うたやおどりをしているそうです。 参考文献 株式会社「八幡馬」公式ホームページ
(金さん)